2026/11/19(木)-21(土)・11/22(日)-24(火)
マリリン・ヤングバード
ラスト・ワークショップ in YOJOEN
スウェット・ロッジ〜浄化の儀式
1986年に創立された穂高養生園は、今年で40年目の節目を迎えました。
40周年の記念に企画したのは、開園してまもなくより、
ネイティブアメリカンのメディスンウーマンでもある
マリリン・ヤングバードを迎えて20年以上にわたって行ってきた
スウェットロッジのワークショップ。
ネイティブアメリカンがはるか昔からおこなってきた
この浄化の儀式は、イニーピー(子宮回帰)とよばれる
テントのなかでおこなわれます。
参加者がイニーピーのなかで輪になって座り、
中央の穴に熱々に熱した石を積み上げることから儀式ははじまります。
アカヤナギの皮とタバコの葉を混ぜた聖なるタバコが回され、
儀式の成功を祈ると、熱々の石には水がかけられ、
発生した熱波と蒸気のなかで儀式は続いてゆきます。
今回、マリリンと共にスウェット・ロッジをおこなうのは15年ぶり。
養生園にマリリンを迎えることができるのはおそらくこれが最後です。
最後の祈りをささげ、ともにつながりませんか。
わたしは風に感謝します。
わたしは雲に感謝します。
わたしはいつも一緒にいてくれる木に感謝します。
わたしは雪に感謝します。
わたしはすべての国のわたしの兄弟姉妹に感謝します。
地上を這う、そして地中を這う兄弟姉妹、そして彼らの国に。
水のなかに住む者、哺乳類や魚の国の兄弟姉妹に。
そしてわたしたちと同じ2本足で立つ者に。
この地球上の東と西と北と南にあるすべての国に感謝します。
わたしの黒い兄弟姉妹に、赤い兄弟姉妹に、
黄色い兄弟姉妹に、そして白い兄弟姉妹に感謝します。
すべての人々のこころが平和で満たされますように。
そしてこの聖なる時に愛が訪れますように。
これがわたしの祈りです。
おじいちゃん、おばあちゃん、ホーミタクヤセン。
わたしたちはみなつながっています。
(マリリン・ヤングバード)
マリリン・ヤングバードからメッセージ
多くの人々は、ネイティブ・アメリカンの伝統的な「浄化の儀式(Purification Ceremony)」を「スウェットロッジ(Sweat lodge)」と呼びます。ここでは、ラコタ族のメディスンマンである私の兄弟、ウォレス・ブラック・エルク(Wallace Black Elk)から教わった「浄化の儀式」について、私なりの理解をお伝えします。
浄化の儀式は、私たちが「母なる大地の胎内」と呼ぶテントの中で行われます。母なる大地は、人間だけでなく地球上のすべての生命に命を与えてくれる存在です。私たちは鳥や獣、地を這うもの、水に生きるもの、さらには太陽、月、星、風、雨、火といったすべての生き物・自然とつながっています。同じ空気を吸い、同じ水を飲み、大地の実りを分かち合いながら、私たちは共に生きています。だからこそ儀式の中では、生きとし生けるすべてに向けて「ミタクヤセン(みなつながっている)」と言葉をかけるのです。
スウェット・ロッジに入ることは、母なる大地の胎内へと戻ることを意味します。 この儀式は、本当の自分と出会い、自らの「生きる目的」を知るための大切な時間となります。ただし、真の目的を見出して果たすためには、まず「自分とは何者なのか」をしっかりと理解しなければなりません。
心と体、そして魂を浄化することで、私たちは「人間とは何か」「何のために生きているのか」を深く理解できるようになります。 また、私たちの生き方においては、心にあるあらゆる考え、口から発するすべての言葉、そして踏み出す一歩一歩のすべてが「祈り」であると教えられます。私たちは自らの「祈り」を通して、自らの現実を創り出しているのです。
参加される方は、ぜひ「意図(Intention)」、どんな気持ちや目的を持ってこの場に臨むかという自分自身への誓いやテーマを持ってご参加ください。ここへは本当の自分と出会い、自分自身を深く知るために来るのです。自分を愛することを学び、自分を尊重し、与えられた人生の中で最高の自分を花開かせてください。
祈り方を身につけるには時間がかかります。けれど、本当の自分を見つけたとき、あなたは母なる大地における自らの役目を、果たすことができるはずです。
- 日程:
- 下記のいずれかをお選びください。
A日程 2026年11月19日(木)~21日(土)〔2泊3日〕
B日程 2026年11月22日(日)~24日(火)〔2泊3日〕 - 案内人:
- マリリン・ヤングバード、ディアン・デムコ、ベンジャミン・デムコ
※ワークショップ中は日本語の通訳が付きます。 - 宿泊:
- 新棟または里の家
参加費について:
経済的な事情にかかわらず、学びの場やリトリートを必要としている人が滞在できる施設でありたいとの想いから、参加費は選択式となっています。ご自身の可能な範囲でお支払いください。みなさまのご厚意や多くの無償ボランティアの方たちのおかげで、当園の運営維持とスタッフの最低限の生計が支えられています。ご理解とご協力をお願いします。
- ◎かもしかさん:学生や求職中など、経済的に厳しい状況の方
- ◎きつつきさん:一般の方
- ◎ふくろうさん:法人の経費で参加する方、かもしかさんをサポートしたい方、養生園の活動やスタッフを応援したい方、経済的にゆとりがある方
個室の方はお申し込みの際に希望の宿泊棟を備考欄に書いてください。また、第二希望の宿泊棟やお部屋がある方も備考欄にご記入ください。
| 新棟1人部屋 | 里の家個室 | 里の家2人の相部屋 | |
|---|---|---|---|
| かもしかさん | 138,000円(宿泊費38,000円+WS費100,000円) | 130,000円(宿泊費30,000円+WS費100,000円) | 125,000円宿泊費25,000円+WS費100,000円) |
| きつつきさん | 148,000円(宿泊費48,000円+WS費100,000円) | 140,000円(宿泊費40,000円+WS費100,000円) | 135,000円(宿泊費35,000円+WS費100,000円) |
| ふくろうさん | 158,000円(宿泊費58,000円+WS費100,000円) | 150,000円(宿泊費60,000円+WS費100,000円) | 145,000円(宿泊費45,000円+WS費100,000円) |
- ※10%税込。宿泊費、食費(1泊あたり2食)、プログラム参加費、繁忙期料金のすべてを含みます。費用には案内人として来日する、マリリンの渡航費等が含まれています。ご理解とご協力をおねがいします。
★ゆっくりと養生園の滞在を楽しみたい方には前泊・延泊がおすすめです。新棟、里の家ともに1泊~可能。連泊割引が適用されます。ご予約時にお知らせください。(11/24はお泊まりいただけません。)
◎スウェットロッジでの服装とご注意いただきたいこと
女性:
- 1. 水着を着用し、その上にコットン製のワンピースを羽織ってください。
- 2. 生理中の方はスウェットロッジに入ることができません。すでに真の自然な浄化の過程にあるためです。(ワークショップへの参加は可能です。)
- 3. 服薬中の方や持病・疾患をお持ちの方は、事前にお知らせください。
男性:
- 1. ハーフパンツ(ショーツ)を着用してください。
- 2. 服薬中の方や持病・疾患をお持ちの方は、事前にお知らせください。
*スウェットロッジでは、ひとつのタバコを吸うセレモニーがあります。口にあてるだけでも問題ありません。
ワークショップスケジュール
1日目
- ■13時半
- チェックイン/温泉入浴・宿泊棟へ
- ■15時半
- WSガイダンス
- ■17時半
- 夕食
- ■19時
- プレイヤー・タイ作り/祈りを込めたたばこ作り
- ■21時半
- 消灯
2日目
- ■8時
- 朝のセレモニー
- ■10時半
- 朝食
- ■12時
- スウェット・ロッジ
- ■15時
- 入浴
- ■17時半
- 夕食
- ■21時半
- 消灯
3日目
- ■8時
- 朝のセレモニー
- ■10時半
- 朝食
- ■12時半
- シェアリング
- ■13時
- 解散
- *天候などによりスケジュールは多少変更になる場合もあります。ご了承下さい。
案内人プロフィール
マリリン・ヤングバード
アメリカ合衆国ノースダコタ州に暮らすマンダン族、ヒダッサ族、アリカラ族からなるマンダン・ヒダッサ・アンド・アリカラ・ネーションの一員。アリカラ族のチーフであるSon of the Star(サン・オブ・ザ・スター)の孫娘であり、ヒダッサ族のメディスンマンであるPacks the Antelope (パックス・ジ・アンテロープ)の孫娘。マリリンのネイティブ・アメリカンとしての名前は、Chief Woman Among Chiefs (チーフ・ウーマン・アモング・チーフス)。
ホリスティック・ヘルスケアの実践者、教育者、講師として活動しており、ネイティブ・アメリカンの伝統医療と、西洋医学・東洋医学の橋渡しを行ってきた。
これまで世界各国で、文化的感受性に関する研修セミナーや、ネイティブ・アメリカンの伝統的なホリスティック・ヘルスケアに関するワークショップを開催してきました。活動先は、ボスニア・ヘルツェゴビナ、日本、クロアチア、チベット、メキシコ、グアテマラ、ホンジュラス、スウェーデン、ロシア、カンボジア、オーストリア、ハワイなど、多岐にわたります。
「ネイティブ・アメリカンの伝統医療と西洋医学の橋渡し」に関する講義を、マサチューセッツ工科大学医学部、ダートマス大学医学部、カリフォルニア州メンロパークのトランスパーソナル心理学研究所、ワシントンD.C.のジョージ・ワシントン大学医学部、ルイジアナ州ニューオーリンズのテュレーン大学医学部、カリフォルニア州サンタクルーズのカリフォルニア大学サンタクルーズ校など各大学で実施。
現在は、マンダン・ヒダッサ・アンド・アリカラ・ネーションのコンサルタントを務める。ヘルスケア教育や地域組織づくりに携わるほか、若者・若年成人、そして住居を持たない部族メンバーが安心して暮らし、自立した生活へ移行するための住居(セーフヘイブン/トランジショナルホーム)の建設にも取り組んでいる。これまでに、部族の居住地に5~8寝室を備えた木造住宅(stick homes)を8棟建設。現在は、ネイティブ・アメリカンの伝統的な薬用植物を育てる庭や、伝統的なネイティブ・アメリカンの有機栽培庭園づくりに力を注いでいる。
ディアン・デムコ
マリリン・ヤングバードの娘であり、アメリカ合衆国ノースダコタ州フォート・バーソールド・インディアン居留地のマンダン、ヒダーツァ、アリカラ・ネーションの子孫。伝統的な生活様式の中で育ち、祖父のウォレス・ブラック・エルクと祖母のグレース・スポッテッド・イーグルから学び手伝ってきた。伝統的なアリカラの名前は「ブラック・サンフラワー(黒いひまわり)」と「セイクレッド・スピリット・ウォーター・ウーマン(聖なる精霊の水の女性)」。伝統的なネイティブ・アメリカンのヒーリングと、プロとしてのホリスティック・ヘルス(全人的健康)の実践を融合させてきた。
コロラド州クレストンのクレストン・ヒーリング・アーツ・スクール卒業。マッサージ療法とボディ・アナリシスの学位を取得。彼女はコロラド州デンバーのデンバー児童孤児院でスーパーバイザーおよびカウンセラーを務めたほか、コロラド・ヘルス&フィットネス(ホリスティック・ヘルス組織)では鍼治療、マッサージ療法、栄養学などのヘルスケアをマンダン、ヒダーツァ、アリカラのネイティブ部族のメンバーに10年以上にわたって提供。3人の子供の母、2人の孫娘のおばあちゃんでもある。
ベンジャミン・デムコ
マリリン・ヤングバードの孫。マンダン、ヒダーツァ、アリカラの各先住民族の血を引く末裔であり、幼少期からアメリカ先住民の伝統や儀式の知識・実践に親しんできた。「ウォークス・ウィズ・ウルヴズ(Walks With Wolves/狼とともに歩む者)」という先住民名を持つ。3歳の頃から、祖母のマリリンや、敬愛されるラコタ族の精神的指導者であり伝統儀式の指導者でもある祖父のウォレス・ブラック・エルクとともに、伝統的なアメリカ先住民の儀式に参加。先住民の伝統を単なる研究対象としてではなく、世代から世代へと受け継がれる生きた実践として体験する貴重な機会を得る。ペルーのシピボ族やインカの血を引く人々との伝統的な儀式にも参加。精神性、癒やし、コミュニティ、そして人間のあり方に関する先住民の視点をさらに深めている。
2018年にメトロポリタン州立大学デンバー校を卒業し、エクササイズサイエンス(運動科学)の学位と栄養学の副専攻を取得し、パーマー・カレッジ・オブ・カイロプラクティックに進学し、2021年にカイロプラクティックドクター(D.C.)の学位を取得。現在は「コロラド・ヘルス・アンド・フィットネス(Colorado Health and Fitness)」のオーナーを務め、カイロプラクティックケア、リハビリテーションおよび機能改善エクササイズ、マッサージ療法、パーソナルトレーニングなど、身体の健康とウェルビーイングに向けた多様なアプローチを統合した総合的なヘルス&ウェルネス実践を行っている。
生涯にわたる精神的・儀式的な伝統の実践と、現代の健康科学教育との融合により、健康や人間のあり方に対する独自かつホリスティックな視点を形成。その活動には、健康における身体的・精神的・感情的・スピリチュアルな側面の相互関係に対する深い関心が反映されている。

