
2025/11/1(土)-3(月・祝)
『命をやしなう森』を、つくる。
キトヒトの森をみんなで再生するワークショップ



穂高養生園の”キトヒトの森”を一緒に再生し、育てませんか。
剪定ハサミやスコップ1本からはじめられる
森の再生プロジェクトの参加者を募集します。
穂高養生園が1986年の開園からずっと大切にしきたこと。
それは森と共にある、ということ。
森のなかにいることは、日々の食事や運動、睡眠とおなじように、
わたしたちの命そのものをやしなってくれる。
そう、考えているからです。
わたしたちはこれまで、
森に寄り添いながら、宿泊ゲストのための”木と人カフェ”や、
休憩所として”アースバッグハウス”を建て、
自然の一部を間借りするように、
人々のこころの拠点となる場をつくってきました。
ただ、人の営みが続く中で
この森はしずかに、すこしずつ姿を変えてきました。
森の水脈が変わり、栗の木が枯れたりもしました。
このまま放っておけば枯れた木の落枝や倒木の危険を生み、
光や風が届かない荒れた森になってしまいます。
そこで今年の6月から、この大切な森を
みんなで再生するプロジェクトを立ちあげました。
まずは穂高養生園の約1万坪の広大な森のうち、
アースバッグハウス前から中房渓谷にかけての約3千坪の土地
”キトヒトの森”から、未来へつなぐこころみをはじめます。
11月には、ガーデナーの酒井慶一さんと三浦奈香子さんを迎え
森の手入れをするワークショップを開きます。
使うのは、剪定ハサミやスコップ1本から。
剪定や樹木の移植を実践しながら森の再生を学びます。
プロジェクトはまだはじまったばかりです。
参加する人や地域の人、スタッフや専門家が
それぞれの思いやアイデアを出し合いながら、
この森の未来を一緒に描いていきたい。
そのプロセスをまるごと楽しんで、すこしずつ形にしていけたら。
森と人がどちらも心地よく呼吸するような場
『命をやしなう森』を一緒につくりませんか。
- *ワークショップとは:参加者が主体的に意見交換や体験を行い、互いの能力を伸ばしたり課題解決に取り組む学びの場。
- *このワークショップで得た利益はキトヒトの森再生プロジェクトの運営に活用されます。
- 日程:
- 2025年11月1日(土)~3日(月・祝)〔2泊3日〕
- 参加費:
- 68,000円(1人部屋)
58,000円(2~3人相部屋)
※料金は消費税10%、宿泊費、繁忙期料金、食費、プログラム参加費のすべてを含みます。 - プロジェクト発起人:
- 福田俊作(穂高養生園代表)
- 一緒に再生する人:
- 酒井慶一、三浦奈香子
*酒井慶一さん、三浦奈香子さんは2日目のみ参加します。
★ゆっくりと養生園の滞在を楽しみたい方には前泊・延泊がおすすめです。新棟、里の家ともに1泊~可能。ご予約時にお知らせください。
スケジュール
1日目
- ■13時
- チェックイン
- ■14時半
- キトヒトの森の案内
- ■16時
- 温泉入浴
- ■17時半
- 夕食
- ■18時半
- 温泉入浴
- ■19時
- おはなし会「命をやしなう森をつくる」(福田俊作)
2日目
- ■7時
- 原生林へ
- ■9時
- キトヒトの森の再生① 「森に風を通す剪定」
- ■10時半
- 朝食
- ■12時
- 自由なじかん
- ■14時
- キトヒトの森の再生②「森からのメッセージ」
- ■15時半
- 温泉入浴
- ■17時半
- 夕食
3日目
- ■8時
- 森のワーク
- ■10時半
- 朝食
- ■12時
- シェアリング
- ■13時
- 解散
- ※プログラムは天候などの諸事情により変更になることがあります。

共に再生する人:プロフィール
酒井慶一(さかいけいいち)
1999年より故・柳生博さんの経営する八ヶ岳倶楽部に勤務、雑木林に包まれたお店で人と森の関わり方を学ぶ。2007年、庭師として独立。2010年から大地再生の矢野智徳さんのもとで2年ほど働く。2011年、東日本大震災の災害援助に同行。現在は森をテーマにした庭づくりを中心に心地のいい空間づくりと自分の叡智と繋がるお手伝いをしている。

三浦奈香子(みうらなかこ))
フリーのガーデナー。個人邸、施設の庭、有料庭園の施工・管理をおこなっている。人も植物も心地よく過ごせるナチュラルな庭づくりを目指している。長野県東御市在住。