2024/7/12（金）～15（月・祝）
ヴォイスワーク ＆ アレクサンダー・テクニーク
～からだを通していのちの響きを聴く～
様々なヴォイスワークとアレクサンダー・テクニークを学び実践されているヴォーカリストの鈴木重子さんを迎え、こころとからだの緊張を手放し、いのちの楽器である身体の響きを探求します。
身体を通して、ナチュラルで深く、存在感のある、そのひとの「ほんとうの声」に耳を傾けるワークショップです。
鈴木重子さんと共に学び実践されている安納献さんと共にアレクサンダー・テクニークを紹介し、歌うこと、声を使って表現することのためのエクササイズやレッスンを行います。
講師の鈴木重子さんからメッセージ
誰かの声を聴いて、理由もわからないのに涙を流したことがありますか？一緒に話しているうちに、わけもなく安心したり、逆に落ち着かない気持ちになったことはありませんか？
声は、私たちの『いのちの音』です。身体を楽器として響き出すその『音』は、聴くひとに、私たちの存在のありかを伝えるのです。心と身体を開くとき、声は澄んで響きを増し、より深くあたたかいつながりを、世界との間にもたらします。
このワークショップでは、アレクサンダー・テクニークとヴォイスワークを通じて、身体の不要な緊張を手放して、のびのびと自由な、自分本来の声を見つけていきます。身体や呼吸、声の仕組みについて学び、身体を動かし、呼吸をして、声を響かせて、養生園の大きな自然と呼応する、自分と仲間のいのちの響きに耳を傾けます。歌うこと、話すこと、笑うこと、泣くこと、そして生きることに興味のある方におすすめします。
歌いたいうた、読みたい詩や物語があったら、お持ちください。
- 日程：
- 2024年7月12日（金）～15日（月・祝）〔3泊4日〕
- 参加費：
- 112,000円（2~3名の相部屋）
148,000円（1人部屋） - 講師：
- 鈴木重子、安納献
- ※10%税込。宿泊費、食費(1泊あたり2食)、プログラム参加費、繁忙期料金のすべてを含みます。
- ※宿泊は森エリアまたは里の家です。どちらのご宿泊になるかはおまかせください。
- ※相部屋をご希望の方はご予約時に備考欄でお知らせください。
★さらにゆっくりと過ごしたい方は里の家、新棟での前後泊が１泊より可能です。ご希望の方はリトリートご予約時にお知らせください。
ヴォイスワーク
このワークショップでは、呼吸の開放、呼吸と声の関係、さまざまな声の響きの探求、自然やひとと声をハーモナイズすることなどを学びます。歌う方、人前で話す方のレッスンも行います。
アレクサンダー・テクニーク
アレクサンダー・テクニークとは、「こころとからだの使い方」を見直すためのメソッドです。自分で自分のじゃまをしている不必要な思い込みや癖、緊張に気づき、それをやめていくことで、こころとからだを解放し、その人本来の楽さ、自由さを取り戻します。
重子さんに聞いてみました
～ほんとうの声ってどんなもの？～
声を出すことは、自分のいのちの響きを自分自身と世界に送ること。それは、私たち自身に、深い安らぎと安心を与え、人生の意味や、自分の本当の気持ちを教えてくれます。
「本当の声」ということばで、私は、よどみなく深く静かな、そのひと自身の「存在」に近い響きを思い起こしてもらおうと願っています。
例えば、鐘が鳴るのは、鐘が空中で自由に振動できるからですよね。もし、側面を手で押さえてしまったり、中に詰め物をしてしまったりしたら、鐘は鳴らなくなってしまいます。同じように、こころのなかに、恐れや葛藤、表現を許されていない何かがあると、からだは緊張します。すると声を出す楽器でもあるからだは、振動できる自由を失い、声はくもったり、とどこおったりしてしまうのです。
こころとからだの緊張をとり除くことで、からだはふたたび、響きを取り戻し、流れ出す声とともに、いま、ここにいる、ありのままの自分とつながることができるようになるのです。
先行きの見えにくい、世界の状況の中で、自分の声を見つけ、周りの声に耳を傾けることは、私たち自身のいのちのありか、人生の意味を、もう一度見つけ直すことでもあります。
ワークショップスケジュール
1日目
- ■13時半
- 「里の家」チェックイン・温泉入浴
- ■14時半
- 宿泊棟へ移動
- ■16時半
- ガイダンス（スケジュールの説明など）
- ■17時半
- 夕食
- ■19時
- レッスン1
2日目
- ■8時半
- 森林散歩
- ■10時半
- 朝食
- ■12時
- レッスン2
- ■15時半
- 自由な時間・温泉入浴など
- ■17時半
- 夕食
- ■19時
- レッスン3
3日目
- ■8時
- レッスン4
- ■10時半
- 朝食
- ■12時
- 休息（統合の時間）・温泉入浴など
- ■17時半
- 夕食
- ■19時
- レッスン5(ヴォイスワーク)
4日目
- ■8時
- レッスン6（ヴォイスワーク）
- ■10時半
- 朝食
- ■12時
- シェアリング
- ■13時半
- 解散予定
- ※レッスンの内容は、参加者の状況をみながら当日決定、変更することがあります。
- ※スケジュールは多少変更になる場合もあります。ご了承下さい。
鈴木重子（すずきしげこ）
ヴォーカリスト。いのちの響きを紡ぐ歌い手。
アレクサンダー・テクニーク認定教師。ノンバイオレント・コミュニケーション認定トレーナー。幼い頃からピアノや声楽に親しみ、東京大学在学中、司法試験への挑戦を続けながら、自身の歩む道を模索。「本当に好きなことをして、限りある人生を生きよう」とヴォーカリストの道を選択。
95年、メジャーデビュー。ニューヨーク「ブルーノート」で日本人ヴォーカリストとして初のライブ公演。以後、多くの作品を発表。さまざまなジャンルの曲を、独自のスタイルで表現し、常に自身と対峙する姿は、多くの人々から愛されている。やさしく力強い、澄んだ歌声は、聴き手のこころを静かな場所へといざなう。1999年より、アレキサンダー・テクニークを、国内はもとよりイギリス、スイス、アメリカ合衆国など世界中の名師に師事。さまざまなヴォイスワークやボディワークを学ぶうちに、からだとこころ、そしてひとや自然との関係に目覚める。音楽のみならず、ワークショップやセッションを通じて、「ここちよい生き方」を分かち合っている。アレクサンダー・テクニーク教師養成スクールAWEディレクター。
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安納献（あんのうけん）
国際基督教大学卒。心と体のつながりを扱う実践的な手段としてアレクサンダー・テクニークに興味を持ち、2001年より学び始める。2006年アレクサンダー・テクニーク・アソシエイツ卒業。アレクサンダー・テクニーク教師養成学校AWEのトレーニング・ディレクター。舞台や合唱の経験から、パフォーマンスやコミュニケーションへのアレクサンダーテクニークの応用に関心を持つ。非暴力コミュニケーション(NVC)の認定トレーナーでもある。
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